こにゃにゃちわ~~♬
先日、なにげに
Amazonさんをうろついてましたら、、、
海上自衛隊 救難飛行艇 US-2
のマンガがありまして、
面白そうなので買いました。
超理系、なんて帯に書いてありましたが
それほど理系的な内容かなぁ~?
多少、解説的な内容は理論的なことを書いてはありましたが
どちらかと言えば、人間ドラマ
海自とメーカーの攻防というか、
自衛隊予算をどのように獲得するのか?
など、あまり国家予算の獲得方法を知らしめていない
いまの政治家がアホ過ぎるってコトにつきますよね。
しかしながら、この
「海上自衛隊 救難飛行艇 US-2」は
世界に唯一無二の
STOL(エストール)機にして水陸両用の短距離離着陸機
いま、小笠原諸島の父島に滑走路建設の事案が持ち上がってます。
1,000mだ、1,200mだ!
と言っているようですが、そんな広い土地
ましてや、平坦な地形はありません。
海に突き出す形に滑走路を造るしかありませんよね
しかし、小笠原周辺に海域は水深が深いので、
あまり突き出しを長くすると足場作りが大変になります
そこで、この「US-2」ってわけ
海水面からの離発着は約300mほどあれば可能
陸地ならもう少し少なくてもイケル
しかも離発着時の速度が100km/hほどなので、
ジェット機のような急加速はありません
あの加速が苦手な方には朗報でしょう!
いまでも、救急搬送などの要請時に
この湾に降り立っていますし、
すぐそばの上陸部に駐機場もあり
すぐにでも運用は可能です。
滑走路が出来るまでは入り江を使えばイイのですから
一日、3~4便時には船舶の航行を控えてもらうとか
運用面でもどうにでもなると思いますけどね
常にひきりなしに船が出入りすることは無いですよ
滑走路が出来るまでの限定利用でイイと思いますけどね
US-2も多少の改良で与圧室の拡大して乗員を10名から増やし、型式認定
してもらう
それに日本の航空機産業を絶やさないために、
何よりこのUS-2を長く存続させるためにも
東京都も一肌脱いでもイイんじゃないかな?
オリンピックに無駄金使う前にね!
いや~~
やっぱ、イイわぁ~~
ゆっくり離着陸するのがイイねぇ~
今回、なんでコレを取り上げたかと言えば・・・
これの前機種である「US-1A」「US1-A改」の部品をうちの会社で作ってました。
うちは、コレの検査とかしたことがありまして、、、
まあ、最終ロットあたりですかねぇ~
年に1,2個ほどしか注文が無いけど
操縦桿とかラダーペダルとかありました
全部X線透視撮影で内部確認して、そのフィルムもずーーーと保管してました
図面が古くて、昭和初期ごろの物が多く、そのほとんどが
寸法に”インチ”を使用していまして・・・
当然、会社にはmm(ミリ)、正確に言えばISOの測定器しかありません。
ノギスとかで計っても、いちいち変換しながら確認するとか・・・orz
最新鋭機のUS-2では大幅にアルミ合金から複合材へ変更しましたので、ウチの会社に発注が来ることは無かったんですけど
製造には、川重(かわじゅう:川崎重工業)、富士重(ふじじゅう:旧、富士重工業、現SUBARU)の関わっていたんですね。
この飛行機は名機なんで、これからも改良を続けて造っていってほしいですね
うれしくなって、プラモデルまで買ってしまいました。
やはり、なにがしらかの形に残る仕事はイイよね